医療向けウィッグは、病気で肌の抵抗力が弱まっている方でも使用できるよう特殊な加工が施されているため、ほかの一般的なウィッグと比べ10万円前後高い製品が多くなっています。

10万円以下の既製品も販売されていますが、思い通りのスタイルを叶えるフルオーダー製や100%人毛を用いた製品では、20万円を越えるものもあります。

高価なほど自分に合ったボブ ウィッグであるとは限りませんので、機能性や耐久性、お手入れ方法、アフターケアの内容なども考慮しながら購入するようにしましょう。

既製品かオーダーメイドかによって異なる価格
医療向けウィッグは、既製品・セミオーダーメイド・フルオーダーメイドの3つのタイプから選ぶことができます。

このうち最も安価に購入できるのが既製品(10万円以下)の医療向けウィッグです。

あらかじめスタイルが完成されており、後から頭囲サイズや毛量の微妙な調整ができないタイプもありますが、カタログを見ながら手軽に購入できるメリットがあります。

最も高価なタイプはフルオーダーメイド(20万円以上)です。毛質、毛量、毛色など全てを自分好みにオーダーすることができます。

頭囲サイズの採寸も行いますので、頭の形にフィットした快適な装着感が得られます。

セミオーダーメイド(10万円前後)は、既製品の中から好みのスタイルに近い物を選び、希望のスタイルに合わせて色や長さ、サイズの微調整を加えるタイプです。

フルオーダーメイドと比べ安価に購入することができますが、フィット感はやや劣るかもしれません。

毛質によって異なる価格
ウィッグに用いる「毛」の材質によっても価格が大きく異なります。

医療向けウィッグでは、人毛または人工毛(耐熱性ファイバーなど)、人毛ミックス(人毛+人工毛)の3タイプがあります。

最も高価なタイプは人毛を用いたタイプです。

色・艶、耐久性ともに優れており、ドライヤーやコテを使って自由にアレンジすることも可能です。

ただし、洗うとスタイルが崩れやすく、毎日のお手入れや定期メンテナンスに手間がかかるデメリットがあります。

一方、人工毛は安価な上にスタイルが崩れにくいのが特徴ですが、ドライヤーやブラッシングにより毛先が傷みやすいため念入りなケアが必要です。

人毛ミックスは、人毛と人工毛の中間に位置するタイプです。

全体の3~4割に人毛が使われていれば、洗ってもスタイルが崩れにくく適度の耐久性を得ることができます。

どのウィッグを選ぶべき?
「イメージ通りのスタイル」や「脱毛前と変わらないスタイル」など、ウィッグ装着時の見た目を重視するのであれば、100%人毛を用いたフルオーダーメイドがおすすめです。

メンテナンスに手間がかかりますが、自由自在にヘア・アレンジを楽しむことができます。

費用と見た目の両方を満足させたい場合は、セミオーダーメイドがおすすめです。

ミックス毛もしくは人工毛を選ぶことで費用を抑えることができますし、メンテナンスの手間も軽減されます。

スタイルが完成している既製品は、見た目にはこだわらずとにかく安価に購入したい、すぐに持ち帰って装着したい等という方に選ばれています。

医療向けウィッグを購入する際は、上記の内容を参考に素材や製品の特徴をよく理解し、ライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

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